マナはあらゆる力の根源です。
様々なエネルギーへ代用することが可能ですが、呼吸と共に体内に取り入れ続けるマナを発散することができずにいると、やがて衰弱し、死に至ります。
全ての人間は生まれつき、マナにある程度適応しています。
しかし、臓器による分解や排出を行う術を持たない為、空気中の見えない大量のマナは、体内へ蓄積していきます。
その結果、奇病として身体に異常をきたすことになります。
(一部の研究者は奇病そのものを 適応 と言います)
平均10歳〜15歳、遅くても20歳までには必ずなんらかの奇病に罹患し、完治することはありません。
奇病にかかることでリスクは負うものの、人はマナに対してより適応した身体に変化し、奇病の症状が出ている間、体外へマナを発散することも可能になります。
また、適応の恩恵として、マナを使用または操作する事で、魔法を使えるようになります。
定期的に魔法を使用することで、マナを効率よく発散させることができます。
奇病には三つの種類があります。
【ディーア】
身体に動物的特徴が現れる奇病。
架空の生き物(モンスター)も生息する世界ですので、それらも含まれます。
(例:ドラゴン、ペガサス、人魚等)
少しずつ進行してやがて止まる人もいれば、やがてその生き物そのものになってしまう人もいます。
【ルーニ】
身体から何かが生えてくる。涙が別の物質になる等、ディーア以外で身体に影響が出るタイプの奇病。
症状に苦痛を伴うものもあります。
大きな括りである為、ルーニに該当する人間が1番多いです。
【テナシー】
外見的には影響がないものの、なんらかの衝動に苛まれてしまう奇病。
愛する人を食べてしまいたい強い衝動に駆られる。愛されていないと感じると酷い飢えと渇きを感じる等、精神に強く関わるものはテナシーに分類されます。
衝動を感じるとなかなか止められず、症状によっては暴力や殺人を犯してしまうケースも多々あります。
簡単に言うと
ディーアは動物関係
ルーニはディーア以外で身体に影響が出るもの
テナシーは精神に異常な影響がでるもの
となっています。
各奇病が併合したものはありません。
上記をもとに、自由に奇病を設定して頂いて問題ありません。
どこに分類されるかわからないものは、えいやーで無理矢理どこかに当て嵌めるか、避けて頂けますと幸いです。